Monday, June 1, 2009

貴重な体験

先週後半、めずらしくバタバタでした

韓国語でエッセーを書かなければならなかったり
お乳の調子が悪くて、オケタニマッサージのお世話になったり
友達の子供のトルジャンチに参加したり
熱が出たり・・・


そんな中、大学時代の友達が訪韓しました、久しぶりの再会!

私の体調が悪かったため、
観光地にまったく連れて行くことはできなかったんですが
たまたま、韓国語の先生が
「軍基地を訪問するから一緒に行かないか」
と誘ってくれて
めったにない機会なので、友達2人と参加しました
(もしものことを考えて、今回、ユノちんはお留守番)

どの基地なのか名前がはっきりわからないんですが
ソウルの北の方で、
ソウルから1時間半、北朝鮮まで30分のところにある軍本部


ユンの軍隊時代の話から、軍隊とは『厳しくつらいもの』
それに加え、
今、状況が状況なのでかなり緊迫しているのでは、
というイメージを持って行きましたが
意外や意外、イメージとは180度反対の明るい自由のある印象でした!


基地内には、各宗教の施設があって
(寺、キョヘ(韓国キリストの教会)、ソンダン(カソリックの教会)、円仏教のお堂)
私たちが訪れた日曜は訓練はお休みで、
午前中、各施設で集会があるので、行きたい人は行くんですが
私たちは円仏教の集会に参加しました




集会開始前
真剣なまなざしでコンピュータに向かっていた男の子たち
仕事をしているのかと思いきや、なんとゲーム!!!!
ゲームが許されていることに驚きました!



お堂に入ってくる男の子たち
大半が20代前半でどの子もかっこよく見えて
思わずドキドキしちゃったアジュンマでした(笑)




集会はお祈りしたり、円仏教の歌を歌ったり、神聖なものではあったんですが
キョムニム(円仏教の宗教者)とじゃんけんして最後まで残った人が
プレゼントがもらえる「じゃんけんゲーム」もあり
先輩後輩関係ないなごやかなムード


ユンのときもこういうイベントはあったそうで
信仰心のまったくないユンも、チョコパイを目当てに
お寺とキョヘとソンダンの3箇所に通っていたそうです


私たちも彼らの前で歌とハンドベルの演奏を披露しました


おもしろかったのが
集会が終わり、外に出ようとしたとき
日本語ができる男の子たちが私の友達に話しかけてきました
アニメを見て日本語を勉強したらしいんですが上手に話していて
友達に「みんなあなたに興味があります」みたいなことを言ってきました(笑)
さすが韓国男児、積極的!
他の男の子が年聞け、みたいなことを言っていたんですが
がっかりさせてはかわいそうなので答えず
反対に、もう1人の友達が
かわいい友達を指して
「何歳に見えますか?」
と聞いたら
「23歳くらい」

WOW!!!私たち韓国の年では34歳
11歳も若く見られるなんて、本当うらやましいわ・・・
彼らはきっと私たち3人が同い年なんて思いもしてないでしょう(笑)





集会のあと
男の子たちは各寄宿舎で昼食を取るとのことでほとんどは去って行ったんですが
人がいなくなったお堂で
これまた驚いたことに、カラオケをしている子たちがいました!


いやぁ、かなり自由な環境!




私たちもお昼をごちそうになりました

基地の近所のキンパブ屋さんだと思うんですが、大きくて人気だそう

そして、キンパブを食べながら、いろいろお話もうかがうことができました

1つの建物に200人が寝泊りしていて、
各建物にPCが40台、テレビが10人に1つの割合で設置されてあるそうです
平日、勤務が終わり夕食後、2、3時間テレビを見たりPCを使ったりできて
休日は勤務のある日より1時間遅い7時起床で、1日自由だそう
食事も
ユンの当時と比べて、メニューの種類も増え、何より質もよくなっていて
メニューの1つにハンバーガーがあるそうなんですが
昔は薄っぺらかったけど、今は間にたくさん具が入って分厚いんだそう

帰ってユンに話したら、驚いて軽くショックを受けていました

期間もユンの当時は2年半だったけど、今は20ヶ月で2年切っているので
時代とともにずいぶん変わってきているようです

ユンも
「今はだいぶ楽になってきている」
と言っていました

以前は、軍隊に行かなかったら、男としてみなされなかったようですが
今はそうでもないようですし
義務も緩和されていて、家から通勤できる勤務や家での勤務もあるそうです

それから、いつ頃までの話かはわかりませんが、
以前は国際結婚夫婦の息子は行くことを認められていなかったそうです
今は彼らも義務ですが・・・

私は世間から隔離された世界だと思っていたので
ユノちんを絶対行かせたくないと思っていたんですが
訪問してみて、ちょっと気が変わったかな

まだ20年以上先のことなんですけどね(笑)




こんな感じで、気さくに話も聞けて、記念写真もたくさん撮り
リラックスした時間を過ごせたんですが
やはり、今、テレビでも報道されているように、緊迫した状況なので
幹部の方々は休日でも基地の外に出られず基地内に待機だそうです
普段だと、家族と基地の外へ出かけるのだとか


そんな緊迫した状況というのに
このあと、私たちはこちらのキョムニムの案内で
一般の人が入れない、北との境界線の展望台に連れて行ってもらいました



観光地ではないし、一般の人は行くことができないところらしいのですが
↑のような、資料の展示物もあり、
↓のような、再現された軍人の部屋などがあったり
他に訪問者もいました

昔の部屋
この室内の反対側に現代の部屋が再現されていました
現代はパイプ製の2段ベッド


↑下にある6枚の写真の左上は地雷があるというサインなんですが
実際、この展望台に着くまでの道でたくさん目にしました・・・




みんな交代で覗いて、人間も確認できました

肉眼では、ただ緑豊かな美しい風景が広がっているだけで
報道で見るような、作物が育たない場所には思えませんでした

そして、望遠鏡で村を見たとき、
へえ、これが村なんだぁ、そう言えば、テレビで見たことあったかなぁ
なんて、なんとなく考えていましたが
村なのに村人はいなかったし畑っぽいものもなかった、
どちらかと言うと、廃墟っぽい感じでした
そこら辺突っ込んで質問すればよかったわ・・・

ちなみに、ここでは屋外での写真撮影、携帯電話の使用は禁止





こんな感じで今回の訪問が終わったわけですが
私、超体調不良に陥ってしまい
ソウルに戻って友達をどこかへ連れていくこともできず
家で1人寝させてもらいました

夜には、少し元気になり、
数時間一緒にでかけましたが
帰って、また即寝でゆっくり話もできたのかできなかったのか・・・
とにかく、あっという間に時間が過ぎてしまいました


友達は私と過ごす時間は少なかったけど、
土曜日も無料のお料理教室に参加したし
普通の観光旅行とは一味違った旅ができたとは思うので
まぁ、よかったんじゃないかなぁ






なぁんて

私がしてあげた風に
「よかったね、変わった体験できて!」
と恩着せがましく何回も言ったんですが(笑)
よくよく考えてみたら
この機会は友達が運んでくれたのかも!

今はそういう気がします
またぜひ遊びに来てね!


そうそう、今日6月1日からタクシー料金が上がりました
1900ウォン→2400ウォン
すっーーーごい上がった気がします
だから、乗り納めのつもりで、昨日は乗りまくりました(笑)

今月からは控えなきゃ・・・