Friday, November 27, 2015

児童書が教えてくれること

一年って、本当早いですね・・・
もう来週は12月

韓国の学校は、年末から冬休みに入り、
2月のソルラル(旧正月)後に一週間ほど学校に行ったら、
後また3月まで春休みでございます

ということで、
1年間で学ぶことというのは、3月から12月までで終わりなんですね~

ウルサンの学校は中間期末試験があって、 ←ソウルはまったくないらしい
ユノちんの学校も1年生は
12月頭に期末試験があります

ですので、教科書はほぼ終わり、
今は試験勉強のため、授業中は小テストばかりやっているようです

試験週間というやつですね

私の世代だと、


高校生かっ!?

ってツッコミ入りそうですが






さてさて、
ユノちんのクラスメートに授業をきちんと受けない、友達に暴力を振う男の子がいます・・・

ユノちんも1学期に一度、木の棒でこめかみを叩かれて傷を作って帰ってきたことがありました

その時は、
先生からきちんと指導していくからということと、
オンマからも謝りの電話がかかってきて心配することはないのかなぁと思っていたのですが、

それからも誰かに対するちょっとした暴力はずっと続いていたようなんです

で、
つい数週間前、
同じクラスのある男の子にはさみで切りつけた?みたいで、
服も破れて、ちょっと血も出ていた、
ということがありました

 そういうことがあると、正直
ユノちんに、「○○の側に行っちゃだめよ」と言わざるを得ない



私は図書館のボランティアをしているので、
よく学校に出入りしていて、
その問題の子もよく知っています


その子は、
体がめちゃくちゃ小さくて110cmあるかないか、ユノちんがもう135cmくらいなので、
頭1個分違うんです・・・

なので、
他の子達にとってもぜんぜん怖い存在ではないんですよね・・・

さらに、授業中、教科書も出さずに遊んだりしているので、
先生もみんなの前でよく叱るらしいのです

だから、クラスメートにとっては、
先生にもよく怒られている問題児、という認識ができて、
からかったりしているみたいなんです・・・

ちょっと前にも誰かが大きい声で
「○○のこと嫌いなひとぉ?」
と先生がいない時に教室で聞いたらしいんです ←その子はそこにいた・・・

そうしたら、その場にいた、当事者を除くみんなが手をあげたって

もちろん、ユノちんもあげたそう・・・


これって、いじめの始まりでは??と不安になりました

私は校内でその子を見かけると、
必ず声をかけます
私が見た限り、笑顔のかわいい子なんですよね

だから、ユノちんにも仲良くしてほしいんだけど
ユノちんも
「○○はすぐ人のことを叩いたり蹴ったりするから大嫌い」
と・・・



思い起こせば、こういうことって私が小さいころにもあったから理解できる

でも、親になって立場が変わった今
子供にはなるべくお互い仲良く分かり合ってほしい
なんて思うわけで・・・






そんな時、
たまたま手にした絵本

『魔法の仮面(마법의 가면)』
原書:『Le masque』
   Stéphane Servant 作 / Ilya green イラスト     


奥が深く、
残念ながら、ユノちんにはこの本言いたいことは理解できなかったようですが、
私にとってはとても胸を打たれる内容で勉強になりました


日本語訳は出ていないようで、残念! 



小学校に入ると、
さまざまな子がいることを知ります・・・

上に書いた子だけじゃなく、
1年生を2年目やっている子、、
他の保護者の訴えで強制転校させられた子、、、

図書館に来る子たちを見ていても、
えええ?!って思う行動をする子がけっこう多いんですよ!

オリニチブ(保育園)や幼稚園の時は、
先生のいる教室内での行動がほとんどだから、
大きいトラブルは起こりにくい

でも、
小学校になると、
休み時間は運動場で遊んだり、先生の目の届かないところでの行動が増え、
トラブルが起こりやすいし、目立つ・・・

そういう子たちを目の当たりにした時、
理解したくても理解できない自分がいました
もちろん、ユノちんの行動も含めて・・・


この絵本は
私にとって、
子供たちに対する見方を変えるいいきっかけになりました



















それから、
図書館ボランティアのペアのオンニ(おねえさん)に、
「そろそろユノちんも絵本じゃない児童書もちょっとずつ読んでみたら?
 コミック漫画っぽいイラストがたくさんある本もあるから読めるよ」
と勧められて、最近絵本じゃない本も読み始めました


このシリーズは大きさは絵本サイズではないけれど、中身は絵本より字が少ない本もあります

まだユノちんには早いかなぁなんて思っていましたが、
けっこう集中して読める!私が読んであげることも多いですが^^;

・内容が多い分、描写が細かい
・具体的で日常生活にリンクしやすい
・絵本より実用的な表現が多い

などが、絵本とは違う魅力かなぁ


写真はないですが、

『しゃべる日記帳(말하는 일기장)』
という本にハマッていました
それまで日記を書きたがらなかったユノちんが
それを読んでからは、
恐ろしくなった(笑)のと、日記の書き方が少しわかったのとで、
自分で書き始めるようになりました!









『写真の中のママ(사진 속 울 엄마)』

これはコミック風のイラストではありませんが、
イラストも多く、読みやすかったです

カナダ人の作家さんの作品なので、
英語が原書かな?
(今のところ、作者の名前のスペルがわからず探せていません・・・)
原書:『Ma maman du photomaton』
         Yves nadon 作 / Manon Gauthier イラスト


ネタバレですが、
タイトル見て、
「どうせオンマが死んでるんでしょう」
とユノちん

読み終わって、
「ほら~やっぱり」
といいながら、ちょっとしんみりしていました


それから、ママがいなかったらどうするか少し話をしました





児童書から学ぶことってたくさんありますね