Friday, April 25, 2014

『世界旅行体験と子供の変化』



2週間くらい前だったかな^^;
図書館の特別講演会『世界旅行体験と子供の変化』を聴きに行ってきました

講師は、
ウルサンの隣のヤンサン市にある『デアンハッキョ(대안학교)』の女性の校長先生

この『デアンハッキョ』とは、
漢字で書くと『代案学校』になり、日本語で言う、『フリースクール』にあたるようです

昔のデアンハッキョを知っている人にとっては、いまだに、
「一般の学校に適応できない子たちが行くところ」
という認識のようです
でも、日本と違って韓国には私立の小中学校があまりないので、
最近のデアンハッキョは、日本の私立の学校に近いのではないかなあ、と私は感じています




この学校には、主に、
バンガフ(放課後クラス:韓国には放課後学校内で塾のような授業を受けられる)プログラムと、
高校生対象で、1年間(厳密には10ヶ月)、世界を周るコースがあるそうです

そのうちの世界を周るコースについてのお話を聴かせてくださいました


すべてを書くと、長くなるので、私が気に入った点について(笑)
このコースは世界を旅して周るというものですが、
先生たちが大事にしていることは、
世界各地を観光していろいろなものを見て学ぶ、ということがメインではなく、
各地にベースキャンプがあり、そこで長くて1ヶ月生活をして現地の人たちと過ごしながら
自分たちで生活を築いていきながら感じ、学ぶ、
ということでした

私も、計画的に観光するより、町をブラブラ歩いて、時にはそこで知り合った現地人の家に泊めてもらったりしているほうなので、うんうんうなずきながら聴いていました


それから、
いろんなことを子供にさせるのは悪いことではないが、
子供たちが学んだことを道具として使えるようにしなければ、
ただやったことあるで終わってしまってもったいない、というお話
donation(寄付)はお金をあげておしまい、ではなく、
学んだことを他の人に教え伝えて行く、これがdonationだと考えている、とおっしゃっていました


あ、それから、
親や教師は、子供にとって『ガイド』であれ、とも
例えば、子供が行こうとしている道、その途中に別の道があるとします
分岐点で、「ここにも道があるよ」と教えてあげる
それが、親であり、教師の役割だと


私は教育させたい親じゃないので、
ここに子供のことについて書いたり、友達と子供のことについて話している割には、
無関心、放置しているところがあり、
この講演の話を聴いても、ユノちんのことではなく、自分の今後について考えてしまいました

ありがたいことに、
私は小さいころにいろいろな習い事を経験させてもらっていたので、
経験したことがある、また、ある程度できること、
というのがたくさんあります^^;

でも、それで終わっている・・・
ある程度はできるが、決して上手ではない・・・

とことんやらなかったのは、自分自身で、親のせいではありません

今この歳になってみて、
もう一度やりたいな、と思えることをする時期ではないだろうか?と感じました

過ぎ去った日々への後悔ではなく 笑






ウルサンは教育に関しては後進都市なので(笑)
こういう講演は本当にめずらしいと思います

(そういえば、うちの幼稚園でも、
 今年からシュタイナー教育を少しずつ取り入れることになり、
 やっとやっと来たか!!っ感じ)



でも、
図書館や教育庁で、まれに前にも書いたヒョクシンハッキョ(革新学校)などの講演があるので、
興味のある題目を見つけたらぜひ行ってみてください^^