このフェスティバルがあることをすっかり忘れていて、
気づいたのが晩御飯を食べ終わる頃
それから急いで向かいましたが、
観たかったマダングッ(野外劇、마당극)3つのうち、
2つは間に合わず、、、
でも最後の1つは鑑賞できました!
マダン劇団ギョル(마당극단 결)の『고추관아 게 섯거라』←意味わかりません^^;
男女共同参画をテーマにジェサ(法事:제사)が舞台のお話でした
チュソク目前とあってのこのテーマだったということもありますが、
男女共同参画は韓国語では両性平等(양성평등)と呼ばれ、
最近、この運動が盛んです
ユノちんの学校でも夏休みの宿題に、
両性平等について書かれた本を読んで読書感想画を描く
というのがありました
ユノちんは
ユノちんとアッパ(父)がゴミを捨てに行く場面に、
ユノちんがアッパに向かって
「アッパ、僕たちも家事手伝おうよ」
と言っている絵
最近、男性のゴミ捨てなんて当たり前でしょうが、
わが家は違いますので、
なかなか私的にはナイス!でした 笑
さて、
話は舞台に戻りますが、
マダングッだけあり、本当におもしろかった!
典型的な男性優位の家庭の、オモニのジェサの日に、
この世に降りてきた天国のオモニが
嫁に(たぶん男性の象徴である)赤唐辛子の冠をかぶせて
家の男たちに
家事や子育てに男も女もないということをわからせるというもの
↓この2人はこのお宅のご先祖様
天国に行ってもオモニとハルモニはこの2人の言うとおりに仕事をしなくてはならず
疲れきっています
このお2人、頭に赤唐辛子の冠をかぶっています
そして、この世で健在のアボジと息子に女性を理解するように、
ジェサの日、下界に降りたオモニが嫁に赤唐辛子の冠をかぶせるのですが、
冠をかぶったとたんえらい強くなったお嫁さん
いきなり男性を起立させます
演者だけじゃなくて客席の男性もすべて!
そして、軍隊のトレーニングみたいな、
アップダウンアップダウンと命令します 笑
こういうのがマダングッの良さですよね♪
このすぐ後にハラボジのジェサがあるのですが、
お嫁さんは赤唐辛子の冠をかぶっているため、
その準備はすべて男性人がします
このお嫁さんの夫、このお宅の息子は
年下で、このお嫁さんより稼ぎが少ない(共働き夫婦)
これまではそれでも強気でしたが、
奥さんが冠をかぶってからは何も言えず、よいしょしながら従うのみ
そして、客席に向かって
「本当にジェサってつらい。
男が全部準備して、
その間、女はなんにもしない
準備ができるまで遊んで寝て待って、できたらあいさつすりゃいいだけ
みなさんそんなのって不公平じゃないですか??」
って
これって、
いつも韓国人の女性が言う台詞なんですよね 笑
もう客席みんな大笑いですよ
わが家は、私はお料理のお手伝いをほとんどしませんから
ジェサや名節が苦痛というほどではありませんが、
韓国人のお友達の愚痴はすごいですからね
あああ、彼女たちに見せてあげたかったなぁ 笑